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結婚式の衣装はどんなのがいいの!?マナーを分かりやすく解説
結婚式にお呼ばれしたとき、困るのが衣装ですよね。
「結婚式はどんな服装で行けばいいんだろう?」
「髪型やドレスの色でNGなものってあるのかな?」
など、結婚式の衣装について悩む方はとても多いです。
更にこの衣装についてのマナーを守らないと顰蹙を買う場合もあるので、なお心配になる部分でもあるのですよね。
そこで今回は、結婚式の女性編衣装マナーについて紹介します。
衣装以外にも、ご祝儀のマナーや結婚式当日の振る舞い、受付・食事のマナーも解説していますので、結婚式参加予定のある方は是非、参考にされてください。
【女性編】結婚式・披露宴の服装ポイント
結婚式や披露宴では、以下の項目ごとに押さえておきたいポイントが7つあります。
- 服装マナー
- 髪型マナー
- お呼ばれドレスでNGな色
- 肌の露出について
- パーティーバッグ選びの注意点
- アクセサリー選びの基本
- 靴・ストッキング・足元のマナー
羅列するとなんだか難しそうな感じがしますよね。
しかしひとつひとつ押さえていくと意外と簡単なので、この機会に結婚式の衣装マナーについてマスターしてみましょう。
上記のポイントを、ひとつひとつ解説します。
結婚式の衣装マナー①服装マナー
まず大前提として結婚式の主役は新郎新婦ですから、結婚式にお呼ばれしたときの衣装は主役よりも控えめであることが大切です。
これから詳しいマナーについて解説していきますが、それぞれのポイントを踏まえつつ、大前提の「新郎新婦よりも控えめであること」を忘れないようにしましょう。
結婚式の衣装について、女性は年代ごとに着たい服装が異なります。
ですが共通しているのは、華やかでなおかつ品のある装いであるということです。
華やかで品があるというのは、例えば露出しすぎなかったり、露出していたとしてもストールなどで隠すといった「見せすぎない華の演出をする」ということでもありますから、見せすぎないことを意識しましょう。
ただし、結婚式によっては招待状に「平服で」といった指定もありますよね。
そういった場合は、よくある結婚式の装いである品のあるワンピースだと浮いてしまう可能性もありますから、平服指定の場合はもう少しカジュアル寄りのものを選びましょう。
ただし平服指定であっても、コットン素材などはカジュアルすぎるといった印象を持たれる場合もありますので、サテン・シャンタンなど光沢感があるものでなおかつ、丈はひざ下のものを選ぶといった気遣いも大切です。
夜の結婚式・披露宴の衣装は肩を出すのも◎
結婚式や披露宴では露出しすぎないことも大切ですが、実は時間帯によっては肩を出してもマナー違反になりません。
昼と夜は雰囲気が違うため、装いのマナーも変化するわけですね。
夜の場合は、カクテルドレスまたはイブニングドレスといった、胸元や背中、肩が程よく出ているものがベストとされています。
それでも出しすぎはNGですが、程よい露出感で夜の結婚式・披露宴に挑んでみてください。
また夜は暗いということもあり、はっきりした色味のドレスがおすすめです。
結婚式の衣装マナー②髪型マナー
結婚式の衣装も大切ですが、パーティードレスに合わせる髪型も大切です。
結婚式の場では、以下のポイントに気を配ってみてください。
- 髪は顔にかかっていない?
- ヘアカラーの状態は問題ない?
- ヘアアレンジはやりすぎていない?
- 革・ファー・ティアラは避ける
顔は髪にかかっていない?
結婚式の場では、顔に髪がかかってしまうスタイルはNGです。
というのも、結婚式はお辞儀をする機会がとても多いのですよね。
お辞儀は前かがみになるため、顔に髪がかかっていると更に暗い印象になりやすいので避けましょう。
また顔に髪がかかっていると、食事が髪につくなどちょっとしたトラブルになることもあります。
そういった意味でも結婚式や披露宴で顔に髪がかからないスタイルを選ぶ方が参加する方からしても理にかなっていると言えますね。
ただどうしても髪を下ろしたい場合もありますよね。
そういった時は、ハーフアップにしてサイドの髪が落ちないようにするとマナー違反にはならないのでおすすめです。
ヘアカラーの状態や過度なヘアアレンジ
ヘアカラーの状態は良いかも見ておきたいですね。
髪がプリン状態になっていないかなど、しっかりみておきましょう。
張り切りすぎてヘアアレンジを頑張りすぎてしまうこともありますが、上でもお話ししたように結婚式の主役は新郎新婦ですから、主役より目立たないようにすることも考えて、過度なヘアアレンジはしないようにしましょう。
革・ファー・ティアラは避ける
革やファーは殺生をイメージさせますので、こちらも避けたほうが無難です。
また、ティアラなどは花嫁がドレスと合わせ使うアクセサリーとして王道ですので、参加する結婚式でも花嫁がアクセサリーとして使う可能性が高いです。
ですので、ティアラも極力選ばないようにすると安心です。
結婚式の衣装マナー③お呼ばれドレスでNGな色
結婚式の衣装には、避けたほうが良い色もあります。
それは「白」と「黒」です。
結婚式では、花嫁が白を着るため白は避けたほうが良いですし、かといって黒色は喪服を連想させるためこちらも避けたほうが良いでしょう。
とはいえ、白と黒を完全に避けるのは至難の業ですよね。
しかし安心してください。
この白と黒を避けるというのは、白い印象・黒い印象を避けるという事なので、要は全身白や全身黒をにならなければOKです。
アクセサリーやバッグなどで全身白黒を避けるようにすると問題なく白や黒でも着られますよ。
ただし、いくら白を避けているとしてもパステルイエローやベージュ、シルバーといった色味は光が当たると白い印象となります。
写真撮影をするときに、フラッシュが当たり白く映ってしまうと、花嫁と色味が被る白い印象となりますので注意しましょう。
黒いワンピースには明るい色味の羽織・アクセサリーを合わせるなどして白い印象や黒い印象を避けるようにしてください。
結婚式の衣装マナー④肌の露出について
結婚式では過度な肌の露出はNGとされています。
例えば肩出し・ミニスカートなどですね。
NG露出
- 肩出し
- ミニスカート(膝上10cm以上)
- 胸の谷間がガッツリ見える
- 背中が見える
- 太ももまでスリットがある
ただパーティドレスを見てみると、肩出しのものが多いのも事実です。
そういった肩出しドレスの場合は、羽織りものを合わせるなどするとマナー違反にはなりません。
露出があるドレスを選ぶ場合は、肌の露出を考えて羽織りものなどで調整しましょう。
結婚式の衣装マナー⑤パーティーバッグ選びの注意点
結婚式の衣装で意外と迷うのがパーティーバッグですよね。
パーティーバッグとひとえに言っても、調べると様々な形や色・大きさがあって迷ってしまいますよね。
そんな時は、以下のポイントを見ながら選んでみてください。
- サイズ
- 素材
- 色
どのようなサイズ・素材・色が良いのか詳しく解説します。
結婚式で持ちたいパーティーバッグのサイズ
結婚式の場で持ちたいパーティーバッグのサイズは、手に持てるくらいのクラッチバッグやハンドバッグです。
必要最低限のものが入るくらい小さめのサイズにしましょう。
背もたれにおいても邪魔にならないかも加味して選ぶと安心ですね。
必要最低限のものが入るくらいのサイズだと、ご祝儀を包んだ袱紗が入らないといった問題もありますので、袱紗を入れることを見越してやや大きいパーティーバッグを選ぶ場合もあります。
パーティーバッグは小さめにして、サブバッグを持つのもおすすめです。
NGパーティーバッグのサイズ
逆にNGなパーティーバッグのサイズは、トートバッグのような大きなサイズのバッグです。
トートバッグくらいあると、袱紗や様々な荷物も入れられるので安心ですが、あまりにもカジュアルになりすぎてしまいます。
折角ドレスなどを選んで煌びやかな装いにしているのに、バッグで台無しになっては元も子もありませんから、バッグも装いに合わせた適切なものを選びたいですね。
結婚式で持ちたいパーティーバッグの素材
結婚式で持ちたいパーティーバッグの素材は、サテンやレースなどにパール・ビジューといった装飾のある華やかだけれどフォーマル感もあるものを選びたいですね。
昼間の結婚式・披露宴の場合はあまりにキラキラしすぎている素材だとマナー違反になってしまいますが、夜は逆にキラキラしたパーティーバッグが好まれますので、結婚式や披露宴の時間帯でパーティーバッグの素材を選ぶのもおすすめです。
NGパーティーバッグの素材
NGなパーティーバッグの素材はカジュアルすぎるものです。
例えばコットンや麻、ビニールなどの素材はあまりにもカジュアル感が前に出すぎてしまいますよね。
ですので、パッと見カジュアルに見えてしまう素材は避けたほうがベターです。
結婚式で持ちたいパーティーバッグの色
結婚式や披露宴で持ちたいパーティーバッグの色は華やかさを演出しやすい、シルバーやゴールド系です。
とはいえ、服装に合っていることが大前提なので、パーティーバッグの色については「絶対にこれはダメ!」というものはありません。
ですが正直、何でもいいと言われる方が悩んでしまいますよね。
そういった場合は、靴の色と合わせるのも装いに統一感が出ておすすめです。
全体的に暗い印象の色味の場合は、パーティーバッグは明るい色味を選ぶなどすると、全身黒感を回避できますよ。
全体のバランスを見てパーティーバッグを選びましょう。
結婚式の衣装マナー⑥アクセサリー選びの基本
結婚式や披露宴でつけたいアクセサリーも、大前提として主役より前に出ないものを選びます。
いくらドレスを控えめなものにしたとしても、アクセサリーが華美すぎると花嫁よりも目立ってしまうこともあり得ますから注意したいですね。
結婚式・披露宴のNGアクセサリー
特に注意したいアクセサリーは以下になります。
- 宝石・ビジューがちりばめられているアクセサリー
- ティアラ
- 腕時計
- カジュアルなアクセサリー
- 時間帯に合わないアクセサリー
ウェディングドレスなどに合わせるようなアクセサリーはNGと覚えておきましょう。
白っぽいくてキラキラしたものは、花嫁衣裳に合わせやすい・花嫁の色とされているので避けたほうが良いですね。
腕時計は「時間を気にしている」印象になるため、こちらもつけないほうが良いでしょう。
カジュアルなアクセサリーは、ドレスとも合いませんし、いっきにカジュアルさが前に出てきてしまうので避けてください。
ジャラジャラしたものも、カジュアルさが増してしまうため気を付けてください。
また、結婚式や披露宴での装いは時間帯によって変わりますので、昼の装いを夜にする・夜の装いを昼にするなどのちぐはぐもマナー的にはNGになりますので注意しましょう。
結婚式や披露宴でつけたいアクセサリー
NGアクセサリーはわかりましたが、では結婚式や披露宴でつけられるアクセサリーとはどういったものを指すのでしょうか。
こちらはとても簡単、以下が結婚式や披露宴でおすすめアクセサリーの特徴になります。
- パールのアクセサリー
- シルバー素材の華奢なアクセサリー
- 華奢なデザイン
要は、華奢で品のあるアクセサリーだと外しづらいという事ですね。
目立たないけれど、キラッと光るようなそんなアクセサリーがおすすめです。
線が細く、石も小さいものを選べば間違いないでしょう。
また、白色のアクセサリーは花嫁の色が白なので基本NGですが、パールだけは例外でつけられます。
もし、華奢なアクセサリーもよくわからないといった場合は、パールを選ぶのも手です。
夜につけるアクセサリーは派手でもOK
結婚式や披露宴でつけたいアクセサリーは昼と夜で変わります。
上で紹介したアクセサリーは主に昼に装着したいアクセサリーの特徴ですが、夜はゴールド系や宝石が映えるアクセサリーがおすすめです。
ただ、やはり花嫁よりも目立つのはNGなので、昼よりもやや派手でOKくらいにしておくとこちらも外しづらいのでおすすめですよ。
結婚式の衣装マナー⑦靴・ストッキング・足もとのマナー
結婚式や披露宴では、つま先が隠れるパンプスで尚且つ肌色のストッキングを着用しましょう。
30デニール以下のストッキングだと、肌も美しく見えておすすめです。
ラメ入りのストッキングも肌を綺麗にみせてくれますよ。
ヒールは5cm以上のものを基本として、細いものを選びたいですね。
サテン地・スエード・エナメル素材といった生地のものを選んでください。
※妊娠中やお子様連れの場合は低いヒールでもOK
NG靴・ストッキング
NGな靴・ストッキングの特徴は以下になります。
- 太いヒール
- ブーツ
- サンダルやミュールなど足先が見えるもの
- スニーカー
- 動物柄
- レザー素材
- 黒やカジュアルな柄ストッキング
全体的に、カジュアルになりやすい靴がNGと考えましょう。
動物柄やレザー素材を避けるのも大切です。
また、ストッキングも黒色を避けて、柄が入ったストッキングも避けてください。
ストッキングに似ているタイツも、素肌感がないためマナー的にもよくありません。
例え肌色のタイツがあっても、タイツではなく素肌感のある肌色のストッキングを選んでください。
季節毎のお呼ばれドレスの選び方
結婚式や披露宴での装いがわかってきたところで、では季節ごとのドレスはどういったものを選べばいいのかを見ていきましょう。
上で紹介した装いマナーをまとめると、結婚式や披露宴では華やかでかつ品があるものを選びたいということでした。
しかし春夏秋冬ごとの「華やかで品のある装い」について少々想像しづらいですよね。
そこでここでは、季節ごとのお呼ばれドレスの選び方を紹介します。
春のお呼ばれドレス
3月から5月の結婚式や披露宴へのお呼ばれドレスは、色味や素材で春感を素敵に演出できるものを選びたいですね。
春といえば、柔らかな季節。
色味も柔らかく淡い色を思い浮かべる方が少なくないのではないでしょうか。
ずばり、春のお呼ばれドレスは柔らかさがポイントです。
色味はパステルカラー・ベージュを取り入れ、素材もシフォン生地や透け感のあるレースがおすすめです。
ふわっと柔らかいドレスが苦手な場合は、ドレス自体はシックなカラーで決めつつも、羽織や小物で春を演出するのも手ですよ。
春の肌寒さは羽織とコートで衣装の調整をしましょう
春が柔らかなきせつといっても、まだまだ肌寒いですよね。
結婚式や披露宴では温度調整ができていた屋内でも、帰りはとても寒かった……なんてことになりかねません。
春はまだ寒い時間帯があることも考慮して、羽織やコートで肌寒さを調整できるようにしておきましょう。
夏のお呼ばれドレス
夏は春と違って、暑い季節です。
カラッとした空気感・暑さが特徴のこの季節、お呼ばれドレスは涼しげなカラーがおすすめです。
ミントブルーやロイヤルブルー、その他、ベージュといった明るめカラーも人気があります。
夏衣装の注意点
注意したいのが、露出についてです。
夏は暑いので、ノースリーブのドレスを選ぶ人が増えますが、しかし露出控えめにするマナーは夏も健在ですので、ノースリーブを選ぶと当然羽織が必要になりますので注意してください。
涼しい形のドレスを選んだけど、羽織で暑くなっちゃったなんてことにならないよう気を付けたいですね。
また、夏でもサンダルやオープントゥのパンプスもNGですので、こちらも併せて注意してください。
秋のお呼ばれドレス
秋は実りの秋というくらい、1年の中でも濃い季節です。
そのため、秋のお呼ばれドレスも同じように、濃さを求められます。
そんな秋ドレスはずばり、深みのある秋色カラーを選びたいですね。
秋色カラーはブラウン・モカ系になりますが、他にもカーキ・オリーブ・ボルドー・ネイビーブルーなどがあります。
どの色を見ても、深い色味で落ち着きがある印象ですね。
また、秋は冬に向けて徐々に気温も下がる季節です。
ですので透け感よりも、より品のある生地が選ばれます。
例えば、サテンやベロアといった生地。
どちらも高級感と品を兼ねそろえた生地ですので、人気があります。
サテンは季節を問わず選ばれやすいですが、ベロアは温かみのある生地ですので秋や冬にしか着られない特別感もありますので、より秋を演出したお呼ばれドレスを選びたい場合はベロア生地のドレスがおすすめです。
冬のお呼ばれドレス
季節の中でも冬は特に落ち着きある季節です。
そして何より寒いので、冬は落ち着きがありつつ厚みのある生地のドレスを選びたいですね。
色味は秋から引き続き深みカラーがおすすめですが、暖色カラーを取り入れるのもおすすめです。
例えばワインレッドやマスタードイエローですが、冬はイベントが多いのでクリスマスやバレンタインが近いならブラウンなどを選ぶなど、イベントごとに色味を変えてみるのも良いでしょう。
冬はゴールドが似合うので、ドレスをシンプルな黒などの色味にして羽織でゴールドを併せるのも華やかで良いですね。
素材はベロア生地がぴったり、ジャガード生地なども冬の定番です。
ただ生地が厚くても冬ですから寒いです。
ボレロやショールなどで体温調整をできるようにしておくことも忘れないようにしましょう。
招待状の返信のマナー
ドレスなどの装いマナーも大切ですが、招待状の返信マナーも重要ですよね。
そこでここでは、招待状に対する返信マナーを解説します。
結婚式の招待状には、以下のマナーがあります。
- 2~3日以内に返信
- 欠席する場合は1週間置いてから返信
- 黒色のペンを使用する
- 修正する際は定規を使用する
- 句読点は使わないようにする
- 宛先の「行」または「宛」を「様」に修正
- 「御(芳)」に二重線を引く
- 裏面にメッセージを記入
- 招待者全員の名前を書く
- アレルギーがある場合は正確に記載しておく
それぞれどのようなことか、分けて解説します。
2~3日以内に返信
結婚式の招待状には2~3日以内に返信するのが基本です。
遅くても1週間以内には返信ハガキを出すようにしましょう。
これは、新郎新婦が料理・引き出物の発注数を返信ハガキが揃った時点で最終決定するためです。
つまり、返信ハガキが揃わないと新郎新婦が困ってしまうということでもあるんですね。
ですので、できるだけ早めに返信するようにしてください。
返信がギリギリになる場合は、メール連絡をしておくと新郎新婦も安心です。
欠席する場合は1週間置いてから返信
欠席する場合は、1週間程度置いてから返信するようにします。
これは、行かないことを即答してしまうことは失礼にあたるとされているためです。
確かに新郎新婦側の気持ちになって考えてみると、すぐに「行かない」連絡があるには寂しい気持ちになりますよね。
即答しないことで、どうにか行こうとしたと表現できますから、欠席する場合は1週間程度置いてから返信するようにしましょう。
黒色のペンを使用する
返信ハガキには黒色のペンで記入するのがマナーです。
もっというと、黒色の毛筆・万年筆で書きたいですね。
ボールペンでも問題ありませんが、共通して黒色と決まっているので、黒色のペンを使用して返信するようにしてください。
修正する際は定規を使用する
修正する際は、フリーハンドではなく定規を使うようにします。
また、修正の際は定規で二重線を引くこともマナーのひとつですので覚えておきましょう。
句読点は使わないようにする
結婚式の招待状には「。」や「、」といった区切りの意味がある句読点は使わないこともマナーのひとつです。
裏側にメッセージを書く際も、句読点を使わずに書くようにします。
宛先の「行」または「宛」を「様」に修正
表面の「行」または「宛」を「様」に変更します。
返信用ハガキには、予め宛名が書かれている場合が多いのですが、その宛名は新郎新婦が用意しているハガキなので「行」「宛」と書かれているのですよね。
しかし私たちが普段手紙を書くとき、相手の名前の下に「様」をつけますから、返信用ハガキも同じように修正します。
「御(芳)」に二重線を引く
返信ハガキの裏面を見てみると、「御欠席」「御出席」など御の文字が出てきますが、こちらを定規を使って二重線で消します。
これは相手に出席の有無を聞く場合は御をつけますが、自分が相手に出席の有無を伝える場合は御をつけないためです。
返信ハガキは自分発信で行うものであるため、御は消しておきましょう。
裏面にメッセージを記入
裏面にメッセージ欄がありますから、そちらにお祝い・招待への感謝の言葉を記入しましょう。
こちらは欠席する場合でも記入します。
もしメッセージ欄がない場合は、ハガキの空いているところにメッセージを添えましょう。
招待者全員の名前を書く
連名で招待された場合は、招待者全員の名前を書いて返信します。
もし招待されていない子供を連れていきたい場合は、事前に新郎新婦に連絡して問題ないか確認してから書くようにしましょう。
アレルギーがある場合は正確に記載しておく
返信ハガキにアレルギー記入欄があった場合は、アレルギーの有無を記入してください。
アレルギーがない場合も、「特にございません」といった言葉を添えて、アレルギーの有無をはっきりさせるようにします。
もしアレルギーがある場合はこちらも詳しく記載しましょう。
アレルギーでなくても、妊娠・授乳期・運転の予定があるなどの場合はアルコールを控えるといった文も添えておくと、相手にとっても親切です。
結婚式のご祝儀マナー
では次に、結婚式のご祝儀についても解説します。
結婚式のご祝儀相場は3万円と言われておりますが、新郎または新婦との関係性によって前後します。
例えば、自分が相手よりも目上だった場合は3万円以上の金額を包むことも。
ただやはりここは場合によって前後するものなので、仲間内で金額を事前にすり合わせておくと安心ですね。
会員制の場合は、1.5万円~2万円以下が相場ですので、会員制なのかどうかも確認しておきましょう。
袱紗で包みご祝儀袋には新札を入れる
ご祝儀は袱紗・ご祝儀袋・新札を用意します。
まず袱紗ですが、こちらは明るい暖色系のものを用意します。
ご祝儀袋は結びきりまたはあわじ結びの水引・のし・中包みのあるものを用意して、新札を肖像画が表側・上にくるように中包みに入れましょう。
結婚式当日の振る舞い
いよいよ当日になったら、マナーを意識しつつ結婚式に臨みましょう。
特に、以下のポイントを気を付けたいですね。
- 受付でのマナー
- 食事のマナー
どういったことに気を付けたいのか、分けて解説します。
結婚式当日の振る舞い①受付でのマナー
結婚式では、受付のマナーもあります。
ただこちらは、流れが決まっていますので一度覚えたら簡単です。
どのような流れがあるのか、以下にまとめました。
- 受付の担当者に「本日はおめでとうございます」と言葉を述べる
- 袱紗に包んだご祝儀を渡す
- 芳名帳に名前を記入
こちらも、それぞれ解説します。
1.受付の担当者に「本日はおめでとうございます」と言葉を述べる
まず受付では、「本日はおめでとうございます」と担当者にお祝いの言葉を述べましょう。
この時、「新郎友人(または新婦友人)の〇〇です」と名乗っておくと親切です。
2.袱紗に包んだご祝儀を渡す
次に、袱紗に包んだご祝儀袋をお渡します。
袱紗を受付の担当者の前で開けたら、表書きが相手が読めるようにして渡します。
こちらから見ると、逆さ文字になっている状態ですね。
袱紗はそのままにせずに、小さく畳んでご祝儀の下に持ちましょう。
袱紗をあけるのに手間取りそうな場合は、挟み袱紗というご祝儀を挟むだけで良いアイテムもありますので、こちらを用意しても良さそうです。
3.芳名帳に名前を記入
ご祝儀袋をお渡しし終えたら、次に芳名帳へ記入します。
芳名とは、名前を敬語に言い換えたものになりますので、芳名帳は結婚式に参加した人の名前を記入しておくノートとなります。
最近では、芳名帳ではなくゲストカードの提出で良い場合もありますので、受付の方の指示を仰ぎましょう。
芳名帳に名前を記入する場合は、できるだけ丁寧に書くようにします。
字が下手・うまいではなく、丁寧に書くことを心がけることが大切です。
必ず、自分自身で心をこめて記入するようにします。
芳名帳に記入したら受付はこれで終わりですが、必要であればご両親へも挨拶しておきましょう。
面識がない場合でも、新郎新婦のご両親がテーブルを回り挨拶する場合がありますので、「本日はおめでとうございます」と伝えてください。
新郎または新婦との関係や、簡単に話せる話題などを予め考えておくと慌てずに挨拶できるのでおすすめです。
結婚式当日の振る舞い②食事でのマナー
結婚式では、場の雰囲気を守るためにも食事のマナーも押さえておきたいところです。
食事の基本マナーは以下の6つ。
- 背筋を伸ばす
- 音を立てて食べない
- 髪を触らない
- 食事前にトイレをすませる
- スピーチ中・余興中は食事しない
- 食事ペースは周りを見ながら調整する
どれも特別なマナーではありませんね。
音を立てて食べないは少々難しい場面もありますが、極力たてないようにして乗り切りましょう。
食事前には必ずトイレをすませ、食事ペースは周りを見ながら調整することを忘れないようにしましょう。
それでもトイレに行きたくなる可能性がありますが、その場合はメイン料理が終わり次第、邪魔にならないタイミングを見計らって行くようにしましょう。
ナプキンのマナー
テーブルにはナプキンが用意されていますが、こちらは乾杯後に広げるようにします。
また、二つ折りにしてから膝の上に置き、席を離れる際は椅子の上に置きましょう。
そしてここが最も重要ですが、食事後のナプキンは少し崩した状態でテーブルに置くようにします。
これは、綺麗に畳んでおいてしまうと「美味しくなかった」というメッセージになってしまうためです。
綺麗に畳んだほうがマナーがいいのかなと考えてしまいますが、こちらは逆なので気を付けましょう。
着席の際のマナー
椅子の左から座り、エスコートされる際は受けるようにしましょう。
遠慮してしまう方がマナー違反となりますので気を付けてください。
どうエスコートされたら良いかわからない場合は、お腹がテーブルにつきそうな位置に立ってみてください。
膝の裏に椅子が当たった際に座るようにすると、綺麗に座れますよ。
また、この時パーティーバッグは背中と背もたれの間に置くようにします。
乾杯のマナー
乾杯酒は断らないようにします。
例えば運転する・体質によりお酒が飲めないといった場合も、飲むふりで問題ないので乾杯酒を断らないようにしましょう。
また、乾杯酒を注ぐタイミングは司会者のアナウンスがあった後です。
乾杯の際も、グラスをチンッ!と合わせたくなりますが、合わせずにグラスを胸の高さに掲げ、乾杯と言い合うようにします。
結婚式の衣装についてよくある質問
結婚式の衣装についてわかってきましたが、しかし上で解説した以外にもわからない部分もありますよね。
そこでここでは、結婚式の衣装についてよくある質問をまとめました。
上記で不明だった点もこちらで解消できれば幸いです。
結婚式の衣装はレンタルでも問題ないですか?
結婚式の衣装はレンタルでも問題ありません。
上で紹介したように、結婚式の衣装は季節ごとにも雰囲気を変えたいもの。
とはいえ、春夏秋冬のパーティードレスを揃えるというのは難しいですよね。
更にトレンドもありますので、トレンドが変わるたびにパーティードレスを買い替えるのも現実的ではありませんから、これから結婚式や披露宴ラッシュに入る方以外であれば、レンタルするのも手ですね。
結婚式の衣装はパンツスタイルでも良いですか?ワンピースタイプの衣装が良いですか?
結婚式の衣装はパンツスタイルでも問題ありません。
セットアップのものやガウチョタイプなど、パンツスタイルのパーティードレスも豊富ですよ。
パンツスタイルであっても、基本は本記事で紹介したパーティードレスの特徴を押さえてください。
華がありながらも品のあるスタイルを基調に、色味も全身白や全身黒の印象を避けたコーディネートにしましょう。
ワンピースタイプのパーティードレスとは一味違うパンツスタイルのお呼ばれコーデを是非楽しんでくださいね。
結婚式の衣装は50代や30代など世代が変わっても同じ衣装を着て良いですか?
華があり品がある衣装であることはどの世代にもいえることですが、世代をもう少し意識するのであれば、以下の雰囲気を意識してみてください。
世代 | 目指したい印象 |
20代 | 華やかで若々しい印象 |
30代 | 可愛らしく上品 |
40代 | 品があり素材も良い |
50代 | 品格とエレガントさ |
60代 | 上品で会場に合わせた衣装選び |
20代~30代は華々しさに品をスパイスとして足した印象ですが、40代から60代になっていくと上品さを求められます。
上の世代にいくごとに品格もプラスされますから、立場に合った装いを意識していきましょう。
親族と友達や、姉妹・兄弟など立場によって衣装を変えたほうが良いですか?
どの立場であっても華やかさと品を大切にした装いを基本としますが、気を付けたいポイントは変わります。
どのように気を付けたら良いか、ポイントを以下にまとめましたので参考にされてください。
立場 | 衣装で気を付けるポイント |
親族 | 親族はゲストを迎える側なのできちんとした印象を与えるような衣装を目指す 両家の服装は格を揃えたいので予め話しておくと安心 |
姉妹・兄弟 | 姉妹・兄弟はゲストを迎える側なのでフォーマル感あるきちんとした衣装を目指す |
友達 | 友達はゲストの立場なので上で紹介した服装ポイントを押さえた衣装を目指す |
新郎新婦の親族は、呼ぶ方と心得てフォーマル寄りの装いになります。
友達など、ゲストの立場の場合は本記事を参考に、お呼ばれコーディネートを完成させてくださいね。
男性の衣装はどうしたらいいですか?スーツで良いでしょうか?
メンズ衣装の場合は、新郎新婦との関係性によって変化します。
例えば新郎や新郎新婦の父であれば、タキシードやモーニングコートといった正礼装となりますが、親族の場合はタキシード・モーニングコートに加えディレクターズスーツ・ブラックスーツなどを着用します。
ゲストであれば、ブラックスーツまたはダークスーツを着用したいですね。
ただこちらはあくまでも目安。
会場の雰囲気や両家の衣装などを踏まえて選ぶようにしましょう。
二次会は私服でも良いですか?
二次会は会場に合わせて衣装を決めます。
二次会で使われる会場は主に3タイプ、「結婚式・披露宴が行われたホテルでそのまま」「レストランなどのセミフォーマルな会場」「カフェやバーなどカジュアルな会場」です。
結婚式・披露宴が行われたホテルでそのままであれば、結婚式・披露宴で着用するようなパーティードレスで参加しましょう。
レストランなどのセミフォーマルな会場であれば結婚式・披露宴で着用するようなドレスよりも着崩しても問題ありませんが、カジュアルすぎるのはNGなので、お出かけ用ワンピース・セットアップスーツなどを選ぶと良いですね。
カフェやバーなどカジュアルな会場では、もう少し砕けたスタイルでも問題ありません。
ワンピースやスカート+ブラウスといった普段着よりもちょっと上品めを意識すると良いですよ。
パーティードレスは通販で購入しても良いでしょうか?
パーティードレスを通販で購入しても勿論大丈夫です。
ただし、ギリギリになって購入するのではなく、余裕をもって購入するようにします。
ギリギリだと、「ネットで見た時はおしゃれだと思ってたのに!」「サイズが合わなかった!」といったトラブルになった場合、対処が難しくなりますよね。
ですから、実際に着てみて問題ないか確認するためにも通販を利用する場合は余裕を持つようにしましょう。
着付け費用は誰が負担しますか?持ち込みはしても良いのでしょうか?
結婚式・披露宴での衣装を、式場で着付けする場合もありますよね。
この着付けの費用は、新郎新婦との関係性により異なります。
どのように費用負担があるのか、以下にまとめました。
着付け費用を負担する人 | |
親族 | 新郎新婦 |
親族以外の参列者 | 自己負担 |
基本的には、親族は新郎新婦が負担し、親族以外の参列者(ゲスト)は自己負担です。
というのも、親族は平均よりも多くご祝儀を包む場合が多いので、その意味でも新郎新婦側が親族の着付けを負担する場合が多いのです。
ホテルで着付けする場合、割引が適用されることもありますので、自己負担であってもホテルで着付けた方がお得になる場合もあります。
ホテルでの着付けを希望する場合は、新郎新婦にホテルで着付けできるか、その場合の費用負担はどれくらいになるかなど事前に聞いておきましょう。
衣装を購入するならブランドものでなければだめでしょうか?
衣装選びで気を付けたいポイントを守っていれば、特にブランドである必要はありません。
またブランド物であってもトレンドがありますので、着る頻度が少ないのであればあえてブランドを選ばない選択もありですね。
ただやはりブランド物は作りが丁寧で上品に見えるなど、見え方・着用感に差がある場合もありますので、ブランド物を扱っているレンタル衣装を利用するなどするのもおすすめです。
ブランド物であってもなくても、華やかで上品な衣装というポイントは忘れずに選んでみてください。
妊娠している場合の衣装選びについて教えてください
妊娠している場合は、お腹が窮屈でないものを選びます。
また、体を冷やさないようにスカート丈も長めのものを選びます。
結婚式・披露宴での靴は足先が見えないパンプスでなおかつ5cm以上の細いヒールが良いとされていますが、妊娠している場合はこの限りではありません。
転びづらく、歩きやすい靴を選んでください。
衣装が和装の場合、アクセサリーはどういうものを付けたら良いですか?
和装の場合は、基本アクセサリーはつけません。
その代わりに、着物に合った髪飾りを合わせるなどして華やかさと気品を演出しましょう。
【まとめ】衣装マナーを押さえて素敵な結婚式・披露宴にしよう!
結婚式・披露宴の衣装マナーについて解説しました。
その他にも、結婚式のゲストとしての立ち居振る舞いについてもまとめましたので、結婚式にお呼ばれしたら是非、こちらを見返してみてください。
結婚式や披露宴は、一生の内でも特に記憶に残るイベントです。
新郎新婦にとっては勿論のこと、その友人や親族である方々にとっても特別なイベントですよね。
だからこそ、マナーを守って素敵な結婚式や披露宴を協力して成し遂げることが大切なのです。
結婚式や披露宴を素敵なものにするのは新郎新婦だけではありません。
ゲストもいてこその結婚式や披露宴を、是非本記事を参考に成功させてくださいね。