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【訃報の知らせ方】連絡のタイミングや範囲は?知らせ方・内容も教えて!

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身内の方が亡くなった際には、関係のある方々へ訃報のお知らせをしなければなりません。

日常的なことではないですから、誰に、いつまでに、どのような案内をすべきかわからない方も多のではないでしょうか。

本記事では訃報のお知らせをするタイミングや連絡をする範囲、連絡方法や連絡内容などについて解説していきます。

目次

訃報とは

訃報とは、死去の知らせです。

「訃報」の「訃」には人の死を急いで知らせるという意味があり、「訃報」は”死亡の知らせを急ぐこと”という意味になります。

似たような言葉に「悲報」がありますが、「悲報」の意味はその字の通り「悲しい知らせ」です。

人の死を悲しむ知らせという意味でも使うことができますが、人が亡くなった際には「訃報」を使うのが一般的です。

悲報を使う例としては「スポーツ選手が大けがをしたという悲報を聞いた」「雇止めや解雇などの悲報が絶えない」などがあります。

訃報を知らせるタイミングや範囲

本来、ご家族が亡くなったらすぐに訃報の知らせをする必要があります。

親族や個人と親しかった友人などには特に早々に連絡をした方が良いでしょう。

故人との関係性によっても異なりますが、そのほかの一般的な関係者には葬儀の日時が決まってから、参列のご案内として訃報のお知らせをすることが多いです。

訃報を知らせるタイミングは主に以下の3通りです。

  1. 危篤を告げられたら
  2. ご臨終を受けてすぐ
  3. お通夜・葬儀の日時などがきまったら

1や2のように危篤状態やご臨終直後に訃報を知らせる相手は、故人が生前から親しくしていた方や親族など、故人が息を引き取られる前に会っておいてほしい方や、ご遺族や喪主が直接お知らせをしたい人などでしょう。

お通夜や葬儀の日程や会場などの詳細が決まってからお伝えする相手は、一般的な葬儀の参列者であり、葬儀のご案内ハガキや代表者を通じてお伝えするのが一般的です。

以下でそれぞれ見ていきましょう。

①危篤を告げられたら

医師から危篤を告げられた際に、本人が息を引き取る前に会わせたい方もいらっしゃるでしょう。

両親やご子息、兄弟など血縁関係の深い方、親しくしていた友人や知人など、本人が会いたいであろう方や会わせたい方には危篤状態で連絡をすることもあります。

危篤を知らせる主な相手
  • 血縁関係の深い方(両親・ご子息・兄弟姉妹)
  • 親しい友人・知人

甥や姪などの血縁関係でも、本人と親しくしていたり近しい関係であれば、息のあるうちに連絡をしても良いでしょう。

反対に、大人になってからはほとんど交流がなかったような場合でも、本人の兄弟姉妹などの血縁関係が深い間柄の方には、危篤状態で連絡を取ることで、「息のあるうちに一目会っておきたかった」などの後悔を軽減できるでしょう。

②ご臨終を受けてすぐ

ご臨終を受けてすぐに訃報を知らせる相手は以下のような人が一般的です。

ご臨終後すぐに知らせる相手
  • 危篤を知らせた方
  • 葬儀にかかわる方(葬儀社・菩提寺の住職・世話役をお願いする方など)

葬儀社に関してはご臨終の段階では決まっていないことも多いですが、故人が終活をしていたりした場合などは、亡くなられたらすぐに訃報を知らせることで、そのあとの準備をスムーズに行うことができたりなど、ご遺族としても心強いでしょう。

③お通夜・葬儀の日時が決まったら

葬儀の日時が決まったら、①②のタイミングでお知らせをしていた方々に日時の連絡をすることに加えて、参列してほしい方々に訃報の知らせを兼ねて日時のご案内を送ります。

葬儀の参列に関しては特に範囲は決まっていません。

ただ、親族を中心に参列するのが一般的で、親等以内の親族が一応の目安といわれています。

とはいえ、故人の年齢や付き合いの状況、葬儀の予算や規模によっても変わってくるでしょうから、目安は参考程度に、ご遺族で相談しながら判断されると良いでしょう。

また、会社などに知らせる場合は代表の方に伝え、その方から社内に知らせていただく場合もあります。

リストを作っておくと〇

その時になって慌てないように、連絡する方を事前にリストアップしておくことをお勧めします。

危篤状態で連絡する人、ご臨終後すぐに連絡する人、お通夜・葬儀の日程が決まったら連絡する人、のように分けておくとスムーズに連絡できるでしょう。

連絡の優先順位

「故人の交友関係が良くわからない」「エンディングノートがない」などの理由で誰から連絡をすれば良いかわからないという場合もあるでしょう。

そのような場合には以下の優先順位を参考に連絡してください。

  1. 家族・親族
  2. 故人の関係者(友人、知人、会社関係、学校関係など)
  3. 遺族の関係者(友人、知人、会社関係、学校関係など
  4. 隣近所・町内会

隣近所や町内会へは、自宅で葬儀を行う場合などに、協力を依頼する必要があれば連絡します。

また、遠方の方へは、移動の時間や準備なども考慮して、優先順位に関係なく早めに連絡しましょう。

訃報の知らせ方

訃報の知らせは本来はご臨終後すぐに伝える必要があるため、電話での連絡が適しています。

特に、親族や個人と親しかった友人などには伝えやすい連絡手段です。

ただし、「電話で連絡をしなければいけない」というものではありませんので、ご自身の連絡のとりやすい方法でお知らせしてください。

最近ではSNSの普及もあり、SNSで連絡をされる方も増えています。

そのほかの知らせ方には以下のようなものがあります。

手紙

はがきや手紙などで「死亡通知書」として郵送します。

大勢の方に向けて通知をする際に連絡しやすい手段です。

また、お通夜や葬儀の日程や場所が決まってから送る場合には「葬儀の案内状」として送ります。

死亡広告

死亡広告は新聞に有料で掲載できる訃報広告です。

故人の交友関係が広かったり、社会的な立場が高かった場合などに利用されます。

依頼する際には新聞社もしくは葬儀社と手続きをする必要があるため、依頼の仕方や費用感など把握しておきたいことが多いので事前に確認しておく必要があります。

また、死亡広告の費用は、全国紙・地方紙など新聞の配布範囲や、掲載サイズ、行数によって料金が変動します。

一般的に読売新聞や朝日新聞などの全国紙の場合は、最小サイズであっても掲載料金は15万円~25万円となかなかの高額になります。

メール・SNS

友人や知人に伝える場合などにメールやLINEなどのSNSで連絡をとる場合があります。

ただし、まだ良く思われていない方もいるので、特に目上の方にメールやSNSで知らせるようであれば十分に配慮する必要があります。

また、メールの場合は見ていないこともありますので、メールで通知後に電話でも伝えると確実ではあります。

訃報で伝える内容

訃報の連絡では亡くなったことを簡潔に伝えます。

電話で伝える際には長電話などで相手方の迷惑にならないよう、手短に亡くなった事実を伝えましょう。

伝える際の内容は「故人との関係性」「誰が、いつ、亡くなったか」」「連絡先」を中心に簡潔に伝えてください。

以下でパターン別にみていきましょう。

①危篤状態で知らせる場合

危篤の連絡は緊急連絡なので電話での連絡が一般的です。

伝えるべき内容
  • 連絡している本人の氏名と危篤者との関係、連絡先
  • 危篤者の病状
  • 入院している医療機関の情報(名称、住所、電話番号、病室など)
  • 面会の可否と、病院での取次ぎの方法

身内の危篤ですから、混乱している中での連絡になることが予想されますので、上記の内容をあらかじめ整理しておくと安心です。

また、連絡した際にその時点で相手が来られるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

危篤時連絡は駆けつけてもらうことだけが目的ではなく、あらかじめ状況を報告し万が一の時に備えて心づもりをしておいてもらうという目的でもあります。

遠方の方に伝えるかどうか迷われることがあるかもしれませんが、伝えるべき方にはしっかり伝えておきましょう。

電話がつながらない場合

危篤連絡は緊急性が高いため、手紙などでの通知はふさわしくありません。

電話がつながらない場合は、後で電話をかけなおすにしても、留守番電話にメッセージを残したり、メールやLINEなどのSNSで知らせるなど、相手に早急に用件が伝わるようにしましょう。

そのうえで、相手が留守番電話のメッセージやメールなどに気づかないことも考慮し、改めて電話をかけて確実に伝えましょう。

危篤連絡のメールの文例

危篤連絡をメールで送る際の文章の一例をご紹介します。

親族や友人に送る場合

夜分遅くに失礼します。

先ほどお電話差し上げました○○(危篤者)の□□(危篤者との続柄と連絡者の氏名)です。

お電話がつながらなかったため、取り急ぎメールにて失させていただきます。

入院しておりました○○の容体が急変し、現在危篤状態です。

医師によりますと今日が山だということですので、できれば一目会っていただけませんでしょうか。

入院先は△△病院、△△病棟△階の△△号室です。

折を見てまたお電話させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

自分の勤め先に送る場合

親族の危篤の場合、仕事を休むことになる場合もあると思います。

その場合は下記のように連絡を入れると良いでしょう。

件名:【休暇のお願い】身内の危篤による欠勤のご連絡 

(送信先の上司の苗字や役職など普段メールする際の宛名)

お疲れ様です。

(連絡者の氏名や所属部署など必要に応じて)です。

メールでのご連絡、失礼いたします。

私事で恐れ入りますが、病院から△△(父・母などの続柄を書く)が危篤との連絡があり、これから病院へ向かいます。

急なことで誠に申し訳ありませんが、数日間休暇をいただきたくよろしくお願いします。

詳細はあらためてお知らせいたします。

△△の容体によっては休暇が延長する可能性もありますが、そのような場合は都度連絡させていただきます。

私が担当しております××の案件は、お手数ですが□□さんへの引き継ぎをお願いできますでしょうか。

その他何かありましたら、私の携帯電話(携帯電場番号を記載)にご連絡いただければと思います。

ご迷惑お掛けしますが、よろしくお願いいたします。

②ご臨終後すぐに訃報を知らせる場合

ご臨終後すぐに連絡をする場合も基本は電話での連絡が一般的です。

伝えるべき内容
  • 連絡している本人の氏名と故人との関係、連絡先
  • 故人の氏名
  • 死亡した日時
  • 死因

電話で知らせる場合は危篤時の連絡同様、長電話にならないように簡潔に伝えましょう。

電話で知らせる際の例文をご紹介します。

ご臨終後の訃報の文例

親族に電話で知らせる場合

ご無沙汰しております。

○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)です。

本日早朝、父が(死亡原因)のため亡くなりました。

遺体は一旦、自宅に連れて帰ります。(又は○○に安置しております。)

お通夜とお葬式の日程や場所は、決まり次第ご連絡いたします。

何かありましたら、私にご連絡ください。

携帯番号は090-0000-0000です。

それでは失礼します。

故人の友人や知人に電話で知らせる場合

突然のお電話恐れ入ります。

○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)と申します。

以前から入院していた父が、x月x日の早朝に永眠いたしました。

生前は大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

お通夜とお葬式の日程や場所は、決まり次第またご連絡させていただきます。

何かありましたら、私にご連絡ください。

携帯番号は090-0000-0000です。

それでは失礼します。

また、メールやSNSで連絡を入れる際も同様に伝えるべき内容を簡潔に記載して送るようにしましょう。

ただし前述したようにメールやSNSでの連絡を良く思われない方もいらっしゃるので

③お通夜・葬儀の日程が決まってから訃報を知らせる場合

お通夜・葬儀の日程が決まってから連絡する場合は、前項のご臨終後に連絡する場合の内容に加えて、葬儀の日時や場所などを伝えます。

また、家族葬で執り行うことが決まった場合には、家族葬のため葬儀への参列を辞退いただく旨を伝えましょう。

伝えるべき内容
  • 連絡している本人の氏名と故人との関係、連絡先
  • 故人の氏名
  • 死亡した日時
  • 死因
  • 通夜・葬儀の日時や場所
  • 葬儀の形式や宗派(家族葬の場合は参列を辞退する旨を)
  • 香典や供花の対応について(辞退する場合には伝える)

香典や供花を辞退する場合にはその旨もしっかりと伝えておきましょう。

お通夜・葬儀の日程が決まってからの訃報の文例

親族に電話で知らせる場合

先ほど(先日)お電話しました、○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)です。

お通夜とお葬式の日時と場所が決まりましたのでご連絡させていただきました。

お通夜はx月x日の夕方x時から△△(葬儀場の名前)で、

お葬式は翌日x日の午前x時から同じ場所にて執り行います。

お通夜とお葬式に参列していただきたいのですが、ご都合はいかがですか?

故人の友人や知人に電話で知らせる場合(葬儀に参列してもらう)

突然のお電話、申し訳ありません。

○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)と申します。

以前から入院していた父が、x月x日の早朝に永眠いたしました。

生前は大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

お通夜はx月x日の夕方○時から△△(葬儀場の名前)で、

お葬式は翌日x日の午前x時から同じ場所にて執り行います。

喪主はわたしが努め、形式は◇◇(宗教やお葬式の形式)です。

ご連絡いただく場合は、私の携帯電話までお願いいたします。

番号は090-0000-0000です。

それでは失礼いたします。

故人の友人や知人に電話で知らせる場合(家族葬で参列を辞退する)

突然のお電話、申し訳ありません。

○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)と申します。

以前から入院していた父が、x月x日の早朝に永眠いたしました。

生前は大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

葬儀は故人の生前の意向により家族だけで執り行い、

誠に勝手ながらご参列およびお香典は辞退させていただきます。

ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

メールで訃報のお知らせとお葬式の案内をする場合

件名:【訃報】○○○○(故人の名前)他界のお知らせ

いつもお世話になっております。

○○(故人)の長男の□□(故人との続柄と連絡者の氏名)と申します。

突然のご連絡となり、申し訳ありません。

本日x月x日未明に、父○○が(死因)のため

享年xx歳にて他界いたしました。

生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

通夜および葬儀・告別式は仏式にて下記のとおり執り行います。

ご多忙とは存じますが、父を見送っていただけますと幸いです。

通夜:x月x日午後x時より

葬儀・告別式:x月x日午前より

会場:△△(葬儀場の名前、場所や連絡先を記載)

形式:仏式

本来であれば電話でお伝えすべきところ、

メールでのお知らせになりましたことをご容赦ください。

喪主 ○○○○

携帯電話番号:090-0000-0000

葬儀案内でしらせる場合

父○○(故人)につきまして 令和x年x月x日永眠致しましたので謹んで皆様にお知らせいたします。

故人に対する生前中のご厚誼に深く感謝申し上げます。

尚、葬儀は下記のとおり行います。

通夜式:x月x日 18時より

葬儀式告別式:x月x日 11時より

葬儀会場: △△(住所:△△県△△市△△123-45 電話:123-12-1234)

形式:仏式

宗派:〇〇宗

喪主: □□ □□(長男)※喪主氏名と故人との続柄

連絡先:090-0000-0000

令和x年x月x日

□□ □□※送り主氏名

まとめ

訃報とは、亡くなったことを関係のある方々へ知らせることです。

訃報は、故人との関係性や、相手方の都合などを考慮しながら適切なタイミングで知らせる必要があります。

電話での連絡が一般的です。

難しい場合はご紹介したようなそのほかの方法でご事情にあったものをお選びください。

ご遺族にとっては、葬儀などの準備等で大変な時期でもあります。

もしものときに備えて、事前の確認や整理、相談をしておくと安心です。

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