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【初七日までしてはいけないこと】覚えておきたい7つのこと・気を付けたいポイント

初七日 まで してはいけないこと イメージ

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初七日とは、故人がなくなってから7日目のことを言います。

命日を1日目としますので、実際は故人がなくなってから6日目が初七日になります。

仮に、11月1日に亡くなった場合は11月7日が初七日です。

遺族は初七日までに、葬儀の手配や親族・友人への連絡などとやらなければならないことがたくさんあります。

その一方で初七日までしてはいけないことがあることをご存じでしょうか。

初七日までしてはいけないことは全部で7つほどあり、なかなか多いので、認識がないと知らず知らずのうちにしてはいけないことをしてしまう恐れがあります。

故人のためにも、それは避けたいものですね。

そこで本記事では初七日までしてないことや、そのほかの法要までにしてはいけないことなどについて解説していきます。

目次

初七日とは

初七日とは、故人が亡くなってから7日目のことを言います。

命日(亡くなった日)を1日目と数えるため、命日が日曜日であれば初七日は土曜日になります。

亡くなくなってから49日間は極楽浄土へ行けるかどうかの審判を受けるとされています。

その最初の審判の日が初七日です。

初七日は秦広王(しんこうおう)により殺生行為の裁きを受けるとされており、現世では、人間の煩悩などを戒めてくれる不動明王に良い裁きが下るように祈ります。

また、初七日は故人が三途の川のほとりに到着する日でもあり、流れの緩い場所をわたれるか、激しい流れの場所をわたらせられるかの最初の裁きを受ける大切な節目ともなりますので、故人が無事に三途の川をわたれるように祈るのです。

初七日までしてはいけないこと

初七日までしてはいけないことは以下の七つです。

  1. 神社へのお参り
  2. お正月の飾り
  3. 結婚式への出席
  4. 結婚式の挙式
  5. 旅行
  6. 引越し
  7. お中元・お歳暮

それぞれ見ていきましょう。

神社へのお参り

神社へのお参りは神道の風習になります。

神道での初七日は「服忌」と呼ばれます。

「服忌」の「忌」は故人の祀りに専念する期間、「服」とは故人への哀悼の気持ちを表す期間を言います。

「服忌」では特に地域などの慣例がない場合は、五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的で、「忌」の期間である五十日の間は神事を控えたほうが良いとされています。

そのため、お正月であったとしても参拝は控えたほうが良いでしょう。

お正月の飾り

お正月の飾りつけも神道の風習になります。

ですから、忌中は正月の飾りつけも行わないほうがよいでしょう。

年賀状を送るのも控えましょう。

結婚式への出席

結婚式は慶事となりますので、出席してはいけません。

どうしても外せない式の場合は、相手に事情を伝え、それでも参加して問題ないか相談してみましょう。

結婚式の挙式

結婚式を挙げるのも避けましょう。

すでに日取りが決まっていた場合でも、変更が可能であれば変更したほうが良いでしょう。

旅行

旅行も避けたほうが良いとされています。

出張など、仕事の関係で遠出しなければいけないような場合は仕方ありませんが、それ以外の旅行は遊びの意味が強いため、旅行は避けましょう。

引越し

故人は四十九日までの間は自宅にいると考えられており、引越してしまうと、故人がさまよってしまうとされています。

そのため、引越しは避けたほうが良いでしょう。

すでに移転先が決まっていて、引越しの日取りがきまっていたとしても、可能な限り四十九日が終わるまでは避けてください。

お中元・お歳暮

本来、お中元やお歳暮は日頃の感謝の気持ちを込めて贈るものですから、初七日の期間中だとしても贈ること自体に問題はありません。

ただし、受け取る側の人が気にする場合もありますので、少し時期をずらして贈るようにすると良いでしょう。

四十九日と四十九日までにしてはいけないこと

四十九日とは

故人が亡くなってから四十九日の法要を迎えるまでを「忌中」と言い、四十九日の法要が終わったら「忌明け」となります。

四十九日までの忌日を以下にまとめておきます。

意味 法要
初七日

(しょなのか・しょなぬか)
故人が亡くなって7日目のことを指します。

亡くなった日を1日目と数えるため、命日が日曜日であれば初七日は土曜日になります。

初七日は秦広王(しんこうおう)により殺生行為の裁きを受けるとされており、現世では、人間の煩悩などを戒めてくれる不動明王に良い裁きが下るよう祈ります。

また、初七日は故人が三途の川のほとりに到着する日で、流れの緩い場所を渡れるか、流れの激しい場所を渡らせられるかの最初の裁きを受ける大切な節目でもあるので、故人が無事に三途の川を渡れるように祈るのです。
初七日法要は、7日ごとに行う法要の中の最初の法要です。

午前10時ごろから開始、30~60分程度の読経後、精進落としの会食をするのが一般的で、合わせて2時間~2時間半程度です。

近年では葬儀の簡略化が進み、葬儀の日に初七日の法要も繰り上げて行うケースが増えています。
二七日

(ふたなのか・ふたなぬか)
故人が亡くなってから14日目のことを指します。

二七日には以芳忌(いほうき)という別名があり、これは「没後14日目が仏の世界へと向かう途中にある三途の川を渡るころ」と考えられていることにあります。

三途の川を渡るための「芳船」に乗って三途の川を無事に渡れることを祈る これが二七日が「以芳忌」と呼ばれるようになった由来だといわれています。

川を渡りきると初江王(しょこうおう)により窃盗行為の裁きを受けるとされており、現世では、どんな人の願いも聞き入れてくれる釈迦如来に救いを求めます。
二七日法要は初七日法要と同様の法要を行います。
三七日

(みなのか・みなぬか)
故人が亡くなってから21日目のことを指します。

三七日は宋帝王(そうていおう)により不貞行為の裁きを受け、現世では、文殊菩薩に祈りを捧げ、極楽浄土へ行くための知恵を授かるとされています。
三七日法要は初七日法要と同様の法要を行います。
四七日

(よなのか・よなぬか・

ししちにち)
故人が亡くなってから28日目のことを指します。

四七日には阿経忌(あきょうき)という別名があり、これは没後28日目が「仏の教えに沿って歩く頃・阿弥陀経を唱えて修行している頃・仏の教えに従うという誓いを立てる時」と言われていることにあります。

こういった時期に行われる供養のため「阿経忌」の名がついたと言われています。

四七日は伍官王(ごかんおう)により虚偽行為の裁きを受け、現世では、白い像に乗った普賢菩薩に祈り、悟りの世界へ導かれるとされています。
四七日法要は初七日法要と同様の法要を行います。
五七日

(いつなのか・いつなぬか・

ごしちにち)
故人が亡くなってから35日目のことを指します。

五七日は閻魔大王(えんまだいおう)により生前の罪状についての裁きを受け、現世では地蔵菩薩に祈りを捧げます。
五七日法要は初七日法要と同様の法要を行います。
六七日

(むなのか・むなぬか・

ろくしちにち)
故人が亡くなってから42日目のことを指します。

六七日は閻魔大王の報告に基づいて変成王(へんじょうおう)の審判が下されます。

そして生まれ変わるための条件や場所も詳しく決められていきます。

現世では、お釈迦様の後継者とされる弥勒菩薩に祈りを捧げ、遠い未来に私たちを救済してくれる、他人の悟りを手助けする術も教えてくれるとされています。
二七日から六七日までの中陰法要は、僧侶を招かずに家族や近しい親族だけで行うことが一般的です。

近年ではこれらの供養をすべて省略することが大半です。
七七日

(しちなのか・しちなぬか・

しちしちにち)

【四十九日】
故人が亡くなってから49日目のことを指します。いわゆる四十九日です。

この日を迎えることで満中陰となり、忌明けとなります。

七七日はこれまでの裁きの結果をもとに泰山王(たいざんおう)が最終決定を言い渡します。

その決定によって故人は中陰の世界を去り、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のいずれかに生まれ変わるため旅立ちます。

現世では、最良の決定がなされるよう薬師如来へ祈りを捧げます。
七七日法要は四十九日法要になります。

法要は、開式の挨拶⇒読経・焼香⇒僧侶の説話⇒各位牌の閉眼供養・開眼供養⇒納骨・墓参り、の流れで行われます。

忌明けになったことで白木の位牌を本位牌に変えるために開眼供養を行い、魂を移します。

あらかじめ仏壇を用意するしておく必要があります。墓地への納骨もこののタイミングで行うケースが多いです。

忌中の範囲

忌中の範囲とされているのは、故人の「二親等以内の親族」です。

具体的には以下にあたる人が該当します。

  1. 配偶者
  2. 子供
  3. 祖父母
  4. 兄弟・姉妹

忌中の過ごし方

忌中の間は慎ましく過ごすものとされています。

  1. 神棚を封じる
  2. 祭壇にお供え物をし、供養を続ける
  3. 四十九日法要の準備をする
  4. 遊びや旅行を控える
  5. 金額の大きい買い物を控える

上記のような点に気を付けて過ごすようにしましょう。

四十九日までにしてはいけないこと

初七日同様に四十九日までの忌中にもしてはいけないことがあります。

以下にまとめますのでこちらもなるべく避けるようにしましょう。

  1. 結婚式
  2. 地鎮祭り・新築祝い
  3. 七五三・お宮参り
  4. 神社への初詣
  5. 慶事の席・宴会への参加
  6. 旅行・レジャー

こちらもそれぞれ見ていきましょう。

結婚式

初七日について前述したように結婚式は人生の大きな慶事であるため、避けたほうが良いとされています。

挙式する側で日取りが決まっている場合でも延期が可能であれば四十九日以降に延期したほうが良いでしょう。

キャンセルや延期が難しい場合には周囲の人の理解を得たうえで行うようにしましょう。

地鎮祭り・新築祝い

地鎮祭りは神道の儀式であり、新築祝いの慶事であるため、忌中に行うのは避けたほうが良いでしょう。

忌明け後に祝いの席を設けるか、もしくは身内だけで集まってささやかな祝う程度にしましょう。

神社への初詣

忌中は神社への初詣も避けましょう。

前述にもあったように正月飾りや年賀状などの正月の祝い事も避けてください。

ただし、お寺への初詣であれば忌中でもお参りして問題ありません。

慶事の席・宴会への参加

忌中は結婚式・成人式・祝賀会などの慶事への出席も避けたほうが良いでしょう。

招待を受けても忌中であることを伝えて断るのが賢明です。

どうしてもと強く誘われるような場合は事情を説明し、他の出席者の理解を得られるようであれば出席しても問題ないでしょう。

旅行・レジャー

忌中は旅行やレジャーも避けましょう。

ただし学校行事(遠足や修学旅行など)の場合は、学業の一環ですから、欠席する必要はありません。

忌中にしても良いこと

忌中はしてはいけないこと、避けたほうが良いことが多く窮屈に感じられるかもしれませんが、以下のようなことは忌中にしても問題ありません。

  1. 小規模な身内の集まり・祝い事
  2. 故人が生前から楽しみにしていた祝い事
  3. お年玉

こちらもそれぞれ見ていきましょう。

小規模な身内の集まり

忌中であっても、入学や卒業などの節目の祝い事などは行いたいと考える方も多いでしょう。

このような祝い事は身内で小規模に行う程度であれば問題ありません。

故人が生前から楽しみにしていた行事

前述してきたように、忌中は新築祝いや結婚式などの祝い事は避けたほうが良いのですが、故人が生前から楽しみにしていた祝い事なのであれば行っても問題はありません。

その場合は、周囲の人の理解を得てから行うようにしましょう。

お年玉

お年玉には「神様からのいただきもの」という意味があり、本来は忌中にお年玉をあげることも避けたほうが良いとされています。

ただ、正月に身内であつまる程度であれば、その際に子供にお年玉をあげても問題ありません。

まとめ

忌中の間、遺族は故人の供養を行います。

そのため、派手な行動は避け、旅行や大きな買い物なども避け、慎ましく過ごしましょう。

神社への参拝も控えます。

気を付けたいポイントをまとめると以下の通りです。

  • 派手な行動を避ける
  • 神社への参拝は控える
  • 祝い事は避ける

とはいえ、忌中であっても外せないお祝い事などもあるでしょう。

そのような場合は参加者や周囲の人に相談したり、理解を得るようにしましょう。

初七日に限らず、四十九日までの忌中は「全てしてはいけない」と窮屈になりすぎる必要はありません。

可能な範囲で避けられることは避け、故人を偲び喪に服するという気持ちを忘れずに過ごすことが大切です。

また、葬儀の準備はやることが多く、依頼先などに悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

葬儀や法要の依頼先にお悩みの方は以下のサイトなどを参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

誰もが迎える「愛する人との別れ」を幼少期に経験し、その頃から人生の最期について深く興味を持ちました。
葬儀は故人と最後のお別れをする大切な儀式あり、その大切な場面を安心して迎えられるような情報を提供していきます!

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