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喪中に年越しそばは食べてOK?おせちは?年末年始の過ごし方を紹介

喪中に年越しそばは食べてOK?おせちは?年末年始の過ごし方を紹介

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日本では人が亡くなると親族は一定期間喪に服して、日常とは異なった生活をするという風習があります。

この期間の事を喪中と呼びます。

例えば、友人や職場の同僚が喪中の場合には、年賀状は送ってはいけないだとか、新年の挨拶で「明けましておめでとうございます。」と言わないようにすることなどは、若い世代の方でも聞いたことある習わしではないでしょうか。

そこで、万が一あなたの身内が亡くなり喪中で年末年始を迎える事になった場合、毎年当たり前のようにしていた行事ごとに対して『あれ、?これって喪中でやって良いことなんだっけ?』『喪中時にやっちゃいけないことって何があったっけ?』など、わからなくなり迷ってしまう方も多いでしょう。

年末年始のイベント事でもある、『年越しそば』『おせち』毎年お休み気分で夜更かしして、夜中に食べるお蕎麦と昼までゆっくり寝て起きてから食べるおせちが美味しいですよね。

この記事では、喪中に年越しそばは食べてOK?おせちは食べてOK?

喪中の年末年始の過ごし方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

目次

喪中に年越しそばは食べてもOK?

実は喪中でも年越しそばを食べるのは全く問題ありません!

なぜなら、喪中は故人をしのんで、お祝い事や晴れやかな行事を慎(つつし)むことが一般的で、年越しそばを食べることは祝い事ではないからです。

そもそも年越しそばは何故食べるの?

理由はいくつかあるようで、年越しそばは遥か昔、江戸時代から食べられていたそうです。ビックリですよね!

では、なぜ昔から年越しそばは食べられていたのでしょうか?

  • 延命や長寿のため
    そばの麺が細く長いことから「健康、長生き」で健康運が良くなる
  • 1年の厄災や苦労を断つため
    そばが切れやすいこと、そばを嚙み切って食べることから
  • 家族の縁が長く続くよう願いを込めて
    そばの細く長い麺の形状から

喪中におせちは食べてOK?

喪中の期間に年越しそばは食べてもいいことは理解できたけど、おせち料理はどうでしょうか?

実は、基本的におせち料理は喪中の期間に食べてはダメだという風習なのです。

年越しそばとは逆で、鯛やえび、紅白のかまぼこなど、お祝い料理が入っているおせち料理は、喪中の期間に基本的に食べたらいけないのです。

しかし、それらを除いてお祝い料理ではなく、普段の食事としていただくのは、良いとも言われています。

お雑煮も、鏡もちのようにお供えをしたものは、使わない質素なお雑煮で、普段の食事としていただくのは大丈夫なんだそうです。

喪中の年末年始の過ごし方

喪中の年末年始は、基本的に正月の祝い事は控えて過ごしましょう。
具体的に、何は行っても良くて何を控えなければならないのか解説していきます。

年賀状・新年の挨拶

喪中の正月には、年賀状を出さずに、一般的に「喪中はがき」と呼ばれる、年賀状を欠礼する知らせを送ります。

喪中はがきには誰の喪に服しているのかを明記し、11月中旬から12月上旬に届くように発送するのがマナーです。

また、年始に人に会ったときも、「おめでとうございます」という挨拶はNGで、「昨年はお世話になりました」や「今年もよろしくお願いします」などと挨拶するようにしましょう。

お正月飾り

結論からお伝えすると、門松やしめ縄などのお正月飾りを飾るのはNGなのです。

門松や鏡餅、しめ縄などは神道の習慣なので、神道の忌明けとなる五十日以降は飾っても問題ないという意見もありますが、実際には行わないのが一般的です。

特に家の外には正月飾りをしない方が良いでしょう。

初詣

喪中に年越しをして、初詣には行ってもいいのか迷いどころではないでしょうか?

一般的には、喪中の年は初詣を控える方が多いですが、厳密には神社とお寺で事情が異なります。

喪中であっても忌中期間が明けていれば、初詣に行っても問題はないという意見が多いようです。

忌中期間が明けるのは、仏教では49日法要を終えていることをいい、神道では50日間をいいます。

お寺への初詣は基本的に問題ないのですが、神社へお参りする場合は必ず忌中期間が明けてから行うようにしましょう。

忌中期間は鳥居をくぐるのもタブーとされています。

お年玉

お年玉も、本来は神様からのおくり物を意味していたので、喪中には避けた方がいいと言えるでしょう。

しかし、近年は儀礼的な意味は薄れており、実家や親戚からの「お小遣い」の感覚で渡されていることが多いです。

子どもたちがお年玉を楽しみにしているので何かしてあげたいという場合は、おめでたい柄のポチ袋を避けて、「お小遣い」の名目などにしたりして渡すと良いのではないでしょうか。

おみくじ

初詣と一緒で忌中期間が明けていれば、おみくじを引いても大丈夫です。

初詣に行くのが神社ではなく、お寺だと忌中でも関係なくおみくじが引けます。

神道では、死は穢れ(けがれ)とされているので、忌中期間が明けるまで神社に入れないのです。

仏道は、死を成仏と捉えているので、忌中期間が明けていなくても初詣もできて、おみくじも引けるのです。

喪中にもし年賀状が送られてきたら?

喪中であることを知らせることができなかった場合などに、年賀状が送られてくることがあります。

喪中の場合でも、年賀状を受け取ること自体は問題ないので、受け取りを拒否などはする必要ありません。

ただし、その返事は正月を祝う期間である松の内の1月7日を過ぎてから、寒中見舞いという形で出すようにしましょう。

また、その際には「お知らせできずに申し訳ありませんでした」と一言添えると丁寧です。

年賀欠礼状を出すのが間に合わなかった場合も同様に、1月7日過ぎに寒中見舞いを送るといいでしょう。

まとめ

喪中でも、年越しそばは食べてOKということが分かりましたね!

  • 喪中に年越しそばは食べてもいいが、おせちは基本控えた方が良い
  • 喪中に年賀状は出してはいけない
  • 初詣は忌中期間が過ぎれば行ってもよくて、おみくじも引ける
  • 挨拶『良いお年を』はOKだけど、新年に『おめでとうございます』はNG
  • 正月飾りはしてはいけない

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

幼少期の頃から当たり前の文化として存在していた、祭や七夕などのイベントが大好きで、お祭り行事に関する知識を深めていました。
歴史や意義を知る事で、よりお祭りが楽しめるように私の知識を執筆します!

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